烏龍茶 茶芸師のつれづれ

烏龍茶なのに、果物の香りですって???

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鳳凰単叢蜜蘭香。 んまぁーい!

私、このお茶が好きになったのは割と最近です。 初めて飲んだ時には、人から淹れてもらったものでしたので確かに美味しかった。
「烏龍茶なのに、果物の香りがしますよ。フレーバードティーじゃないです」という解説に、最初は「????」だったものですが、口に含んだ瞬間、その疑問も氷解。 何とも不思議な感覚でした。
果物の香りが付けてあるフレーバードティーは沢山ありますよね。 お店によっては季節限定ものなどもあるので、お好きな方も多いでしょう。

鳳凰単叢の場合は香りづけされたものではなく、このお茶が持っている生来の香りが「果物」に例えられるのです。 食で有名な広東が原産地だからでしょうか、小腹がすいた時間帯に飲むと中々パンチが効いてきますが、油っこい料理の後には胃が重くなりません。かつ、デザートを食べた気分になれるので(甘い香りで)、食べ過ぎ防止になります(笑)。更に体もポカポカしてきますね。

私が最近になるまで鳳凰単叢を敬遠していた理由はただひとつ「淹れるのに神経使う」から。 いやぁ、茶芸師らしからぬズボラな話で恐縮ですが、目分量、体感時間、が通用しないのです。 他の烏龍茶だと、多少抽出時間が長くなっても、さほど苦味や渋みを感じることなく「ちょっと濃かったね」程度で済むものが多い反面、鳳凰単叢はキチッと時間を守らないと「うわっ! 苦っ!」となります。とてももったいない。

私が中国茶を学び始めた頃に読んだ本に「キッチンタイマーで時間を測るのは無粋」と書いてあるものがありました。 実は、これを真に受けた私、抽出時間を体感で覚えるという、結構無謀なことをやっていました。 そのために鳳凰単叢を上手に淹れる事が出来なくて、いつの間にか、敬遠するようになっていました。 この2年ほどで「最近中国茶に興味を持ちました」という方々と個別にお話する機会が増えましたし、より美味しく淹れたいという声も聞こえるようになって、「どなたでも、このルールを守れば美味しく中国茶を淹れることができる、というルールを作ろう」と思ったことが鳳凰単叢を好きになったきっかけです。

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ルールを作る、とはいっても私オリジナルの淹れ方があるわけではなく(笑)、原産地の専門家が書いたであろうサイトを解読して、幾つかの淹れ方を実験して「コレだ!」というものを見つけていきました。
蓋碗や茶壷をお持ちでない方にも出来る淹れ方で、まずは「美味しい」を知って頂きたいと思います。

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