茶芸師が考えるコミュニケーション 頂いたご質問

型破りな茶芸師ですが。

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私は会社勤めをしていた頃、平日に溜まりにたまったストレスを発散すべく、週末は合気道の稽古に励んでいました。
武道経験者の方なら良くご存じだと思いますが、普段の稽古はひたすら基本の型を繰り返します。 合気道しか知らないので、空手や柔道経験者の方に機会があればお話しを伺いたいと思っていますが、「攻め」と「受け」がワンセットになっているので、習い始めた当初は「この型の通りに攻撃されるはずもないのに…」と型を稽古することに対して首を傾げたものです。

そして時はすぎて、今。 「基本の型」を繰り返し繰り返し練習して、頭で手順を振り返らなくとも体がそれを覚えるまで繰り返すことで可能となってくる事をお伝えしています。例えば「茶器」。
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こういう写真を見たり、こういった茶器を優雅に淹れてもらう機会があると「私も欲しい~」という気持ちになるかも知れません。 ハイ、私もちゃんと茶芸のきまりごとの通りにお茶を淹れると背筋が伸びますし、このひとつひとつの手順も含めての「美味しさ」だと確信を持っています。 しかしながら、茶器の名前、材質、使い方、その茶器に向いているお茶etc…と、お茶を淹れる前に覚える事が沢山あります。茶器を使いたい方には、欠伸を堪えてでも勉強して頂く手順があるのです。 かつて私が「型を覚えたところで親切にその通りに襲ってくる暴漢はいない」と思ったのと同様、きっとこの手順は退屈なさるでしょう。

とはいえ、ここが実は全ての肝です。

マグカップひとつあれば、中国茶を楽しむ事は出来ます。 しかし、雑に淹れるのと手軽に淹れるのは傍目には同じでも全く違うのです。
自分が使う茶道具のことを知ることが、実は美味しくお茶を淹れる近道だったりします。 急がばまわれ、は真理ですね。

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