茶芸師が考えるコミュニケーション 頂いたご質問

型破りな茶芸師ですが。

投稿日:

私は会社勤めをしていた頃、平日に溜まりにたまったストレスを発散すべく、週末は合気道の稽古に励んでいました。
武道経験者の方なら良くご存じだと思いますが、普段の稽古はひたすら基本の型を繰り返します。 合気道しか知らないので、空手や柔道経験者の方に機会があればお話しを伺いたいと思っていますが、「攻め」と「受け」がワンセットになっているので、習い始めた当初は「この型の通りに攻撃されるはずもないのに…」と型を稽古することに対して首を傾げたものです。

そして時はすぎて、今。 「基本の型」を繰り返し繰り返し練習して、頭で手順を振り返らなくとも体がそれを覚えるまで繰り返すことで可能となってくる事をお伝えしています。例えば「茶器」。
teapot-680552_640
こういう写真を見たり、こういった茶器を優雅に淹れてもらう機会があると「私も欲しい~」という気持ちになるかも知れません。 ハイ、私もちゃんと茶芸のきまりごとの通りにお茶を淹れると背筋が伸びますし、このひとつひとつの手順も含めての「美味しさ」だと確信を持っています。 しかしながら、茶器の名前、材質、使い方、その茶器に向いているお茶etc…と、お茶を淹れる前に覚える事が沢山あります。茶器を使いたい方には、欠伸を堪えてでも勉強して頂く手順があるのです。 かつて私が「型を覚えたところで親切にその通りに襲ってくる暴漢はいない」と思ったのと同様、きっとこの手順は退屈なさるでしょう。

とはいえ、ここが実は全ての肝です。

マグカップひとつあれば、中国茶を楽しむ事は出来ます。 しかし、雑に淹れるのと手軽に淹れるのは傍目には同じでも全く違うのです。
自分が使う茶道具のことを知ることが、実は美味しくお茶を淹れる近道だったりします。 急がばまわれ、は真理ですね。

広告




広告




-茶芸師が考えるコミュニケーション, 頂いたご質問

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。

関連記事

KIMG0712

タイトルちょっと変えました。

以前、中国(上海)にしょっちゅう行っていた頃、そして残留帰国者の方を対象にしたボランティアに精を出していた頃、「糸永小姐」と呼ばれていました。 それは英語で言うならMs.Itonagaとか、日本語だっ …

dsc_3354

どうして○○を着ているのですか?

最近、よくこの質問を頂くようになりました。 そう、○○の中に入るのは「チャイナ服」。 チャイナ服を着始めた頃は「コスプレ?」と半ばからかう口調で言われたこともありました。しかし半年近く続けていくと中々 …

DSC_1555

中国茶は茶器がないと淹れられませんか?

中国茶講師として活動開始した頃から、お茶や茶器に関して色々なご質問にお答えしていますが、必ずと言ってよい程「はじめまして」の方から出てくる質問が今日のタイトルです。 もちろん、こういった茶器セットがあ …

no image

本を50冊程処分しました。

ある人から「情報は生もの」という言葉を聞いて以来、定期的に所有している本の入替をしています。 一時期と比較するとペース、冊数が激減したとはいえ、今回は50冊程手放す事に。 そして、それと入れ替えるかの …

no image

日本の「烏龍茶」、中国の「烏龍茶」

これらの写真に写っているのは全部烏龍茶で、もちろんですが味も香りも違います。 驚きました? 「烏龍茶って沢山あるんですよ」という事を言った時点で首を傾げる方がとても多いです。 そして、実際に飲んでみる …

【スポンサー】

人気ブログランキング

ノベルティや販促品をお探しの方は・・・


@siyong_ka

アーカイブ

記事カテゴリー