茶芸師が考えるコミュニケーション 黒茶・プーアール茶

「美味しい」というためには、セオリーがあります。

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先日、一生懸命ほぐしたプーアール茶。 熟成も進んで良い感じの味わいです。
若いプーアール茶で感じるトゲトゲしさはなく、まろやかでとろっとして。だけど飲みやすい! んー、ビンテージとまでは言えないけれど、中々のモンです。美味しい♡

実はこれを飲んでいた時に聞かれたんですよ。 苦虫をかみつぶしたような顔で

「この味が、プーアール茶の美味しさなの? 僕は四季春の方が美味しいと思うんだけど、それ間違い?」

って。

どのお茶を飲んでも、毎回違う角度から質問が飛んでくるので、お茶に詳しくない人が身近にいるのは案外良いものです。

いやあ、以前の私だったらムッとするような質問ですが(^^;)、そもそも「美味しい」という感覚・・・「美味しさ」という言葉で表すならば価値観になりますが、これって人それぞれなんですよね。 例えば、お酒が好きな人の中にも、ワインが美味しいと感じる人、ビールが美味しいと感じる人、それぞれですよね。 ワインといえば私は「フルボディ」という言葉で表現されるものの美味しさが分からない(汗)。 美味しいワインといえば、私の中では「貴腐ワイン」だったりします。 上の質問はこれと同タイプのものですよね。 きっと私だったら顔しかめて「これがフルボディっていうの? 私は貴腐ワインの方が好き」と言ってます(^^;)。

つまり、人が「美味しい」と言ったからといって、アナタの口に果たして美味しいかどうかは別問題。

じゃあ、私が「美味しい」というのも主観じゃないの? という疑問も出ますよね。 うん、私だったら不思議に思う。

私の場合(他の中国茶を教えている方もきっと似たような経験積んでこられたと思いますが)、基準となる味を折に触れて叩き込まれてきました。 それこそお茶毎に。そういった経験が、自分の中での一定基準を作り上げて選別出来るようになったと思っています。 何の世界でも一緒ですよね。 経験第一です。
ですから、有名なお茶だから、高いお茶だから、とやみくもな事はしません。 高くても美味しくないお茶に遭遇することも稀にあります。
その人のお茶の習熟度や好みでもお勧めするものを変えていきます。

何故ならば、「自分が好きな味」が全ての基準となるからです。 私は黄金桂という烏龍茶を最初に自分の基準としました。 それぞれのお茶を覚えるまで、「黄金桂と比べて・・・」といった感じで覚えたものです。

このあたりのお話は、実際にお茶を飲んで頂くとすごく分かりやすいです。
来月から毎月、そのあたりのお話をしながら、皆さんにお茶を楽しみながら覚えてもらう会を企画しています。
場所は熊本市内中心部。

詳細はまた告知しますね。

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